システム運用管理は人力とツールを用いた方法で行おう

社内のIT保持のためにも不可欠な作業

システム運用管理とはITシステムが円滑に動くように運用することです。決められたスケジュールでデータをバックアップや管理を行い監視します。また、トラブルや不具合などがないか注意深く観察します。目的はやはりシステムが安定して稼動するための体制を整えます。目に見えて成果が分かりにくいため、人によっては地味な仕事と感じるかもしれません。しかし、運用管理ができなければ社内全体のIT性能が低下して機能が不全になってしまいます。現在は高度な管理ツールも登場しているので、人力での見落としなども事前に防げます。ツールも上手く活用し、作業効率を意識しながら運用管理を行ないましょう。

ネットワークからシステムまで管理

システム運用管理の方法はネットワーク・システム・業務運用の3種類があります。ネットワークはもちろん社内ネットワークを管理します。トラブル対策とセキュリティーが主となり、ウイルス・不正アクセス・情報漏洩などを防ぎます。企業の規模は大きくなるほど、外部からアクセスされる可能性が高くなるので管理の仕事は非常に重要です。システム管理は基本運用・バックアップ・資産管理・備品管理があります。業務運用はシステム管理に関する運用をさします。スケジュールどおりに実行されているか、バックアップがきちんと行われているかを確認し管理します。

運用・管理するものは多くあります

システム運用管理の方法は4つあり、どれも大事なものです。基本運用はサーバー機器や周辺機器の運用・管理になります。ネットワークのログを監視してサーバーやスケジュールの動作を確認します。バックアップとはサーバー内に保存されているデータです。バックアップのスケジュールと範囲を確定して、計画通りにバックアップを行うことになります。リスク軽減のため媒体は一つではなく複数に分散しています。資産管理とはシステムで生じる資産を管理することを意味します。資産はハードウェアやソフトウェア、サーバー・ドキュメントなどが含まれます。これらが含まれるメモリやストレージなどのシステムも管理・運用するのが特徴です。備品管理はデータ処理や管理を行う情報システムをさします。情報システムに含まれる備品や端末を管理します。備品やバックアップ媒体や外部ストレージなどの消耗品が含まれます。各端末で使っている備品の種類や数などの在庫が端末の備品となります。企業にとってシステム運用管理はなくてはならないものです。管理体制が整っていないと、社内の情報やバックアップが保護できず漏れてしまったりと大きなトラブルになります。システムを維持するためには人の目を使って管理するには大変な手間がかかります。ツールを用いる方法を使って確実にデータを守っていきましょう。

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